圧倒的傑作!全音楽ファンへ送るザ・ペンフレンドクラブ、待望の2ndアルバム!
ポップスフリークからの絶大なる賛辞を集めた前作1stアルバム『Sound Of The Pen Friend Club』(SZNM1053)から10ヶ月。60年代ポップスへの憧憬はさらに深みを増し、オリジナル曲、カバー選曲、サウンド面、全てにおいて更に強化!繊細且つ大胆に紡がれた、エバーグリーンな輝きを放つ珠玉のタペストリー!メンバーを刷新し制作された新生ペンフレンドクラブ、満を持しての2ndアルバム発売! 犬伏功氏によるライナー・ノーツ付き。
2014年4月に1stアルバム『Sound Of The Pen Friend Club』(SZNM1053)が発売されるやいなや、各界のポップスフリークから大絶賛を受けインディーズ盤ながら各レコードショップのレコメンド商品として大展開される。さらには大滝詠一や山下達郎等のリリース時には、彼らの「若き遺伝子」という位置でキャンペーンコーナーで併売されるなどロングセラーを続け、このジャンルのインディーズ盤としては異例のタワーレコード全店展開にも採用される。
そしてその衝撃の1stアルバムから10ヶ月、待望の2ndアルバム発売が決定!前作に引き続き、完全セルフプロデュース(ミックス・マスタリングにとどまらず、アートワークも本人!)にこだわり、さらにそれぞれの楽曲のmonoとstereoバージョンが収録されるというマニアには嬉しい仕様!ライナーノーツは音楽ライターの犬伏功氏が執筆。またバンド初となるミュージックビデオの制作中(2015年1月下旬公開予定)!
バンドプロフィール
2012年に平川雄一により結成。同年8月の初ライブ以降、精力的にライブ/レコーディングを行う。音楽性はThe Beach Boys、Phil Spector周辺の60年代中期ウェストコーストロック。愛情あふれる完璧なサウンド・ディレクションで60年代中期ウェストコーストロックを再構築。2014年4月に1stアルバム『Sound Of The Pen Friend Club』(サザナミ・レーベル)を発表。そのクオリティの高さは、当時をリアルタイムで体験した国内外のThe Beach BoysファンやPhil Spectorファンのみならず、大瀧詠一ファン、山下達郎ファンなどの玄人リスナーをも唸らせ、さらには逆に当時を知らない若い世代には一周回って新鮮過ぎる、 という現象を引き起こし注目を集めている。
公式Website
http://the-pen-friend-club.wix.com/the-penfriendclub
Facebook Page
https://www.facebook.com/ThePenFriendClub1965
https://twitter.com/PenFriendClub
各方面からの推薦コメント (五十音順/敬称略)
『Spirit Of The Pen Friend Club』 リリースに寄せて
ペンフレンドクラブの魅力はなんだろうと考える。
リーダーの平川雄一氏による60年代ポップへの深い憧憬と、そのサウンドを2010年代の今、自ら率いるバンドでプレイして聴く者を追体験させてくれる。
まさにタイム・トラベラー達によるエクセレント・ミュージックなのだ。
前作『Sound Of The Pen Friend Club』のリリース時、平川氏へのインタビューの機会を得たのだが、ブライアン・ウィルソンとビーチ・ボーイズへの限りないリスペクトと、そのアルバム群に対する真摯な姿勢にいたく心を打たれた。(2014年4月13日WebVANDAに掲載)
その後も交流は続き、知人でイラストレーター兼漫画家の江口寿史氏の個展に誘い(平川氏も本職は漫画家である)、打ち上げの席でリスナー遍歴を聞いたのだが、古今東西数多存在するブライアンのフォロワー的ミュージシャンには目もくれず、純粋培養された彼の音楽性に益々興味をひかれたものだ。
さてこの度リリースされる『Spirit Of The Pen Friend Club』であるが、前作以上にオリジナル曲とカバー曲がシームレスに進行していくのが実に気持ちいい。
冒頭のフィレス・サウンドへのオマージュであるオリジナルの「Tell Me (Do You Really Love Me?)」に続き、アンダース&ポンシアによるザ・ロネッツの「How Does It Feel?」という心憎い演出から耳を奪われてしまった。
山下達郎氏やルイ・フィリップ、ワンダーミンツも取り上げたことで知られ、ブライアンとラス・タイトルマンがグレン・キャンベルに書き下ろした、説明不要の「Guess I’m Dumb」。ニール・セダカ&ハワード・グリーン作で、75年にキャプテン&テニールがヒットさせた「Love Will Keep Us Together」と完璧な選曲が続く。
2曲目のオリジナルである「I Like You」は前作収録の「I Fell In Love」の姉妹曲といえる、胸がしめつけられるメロディが印象的なほろ苦いエイト・ビートのラヴソングだ。次にビーチ・ボーイズの「Please Let Me Wonder」が控えているのもアルバムのトータル性を考えてのことだろう。
アルバムには3曲のオリジナルと7曲のカバーからなる10曲のステレオとモノ・ヴァージョンの合計20曲が収録されるが、注目のラスト・ナンバーはジミー・ウェッブ作でグレン・キャンベルの「Wichita Lineman」を取り上げており、どこまで趣味がいいのだと唸ってしまった。
幸運にも僕は2000年の10月に初来日公演を果たしたウェッブ氏にインタビューするという機会に恵まれたのだが、究極の質問として生涯のベスト3を聞いた際、「とても無理で選べない」と言いながらも「Wichita Lineman」を「自分でもいい曲だと思う」と挙げてくれた。
“I need you more than want you and I want you for all time And the Wichita Lineman is still on the line”のパンチラインがリフレインされるこの曲は、市井の架線作業員とそれを俯瞰的に見つめる作者の二つの視点が、ロードムービーのワンシーンのように描かれる深い名曲だ。
音楽とは実に不思議なもので、知らず知らずの内に曲を通じて電話架線のように人と人とを繋げてくれる。ゆえに僕はこれからもペンフレンドクラブを聴き続けるだろう。
ウチタカヒデ (音楽研究家、プロデューサー)
Pen Friend Clubほど、かゆい所に手が届いてくれるグループはない。 オリジナルと素晴らしい選曲のカバーでいつも我々ポップス・ファンをうならせてくれる。
ファースト・アルバムではオリジナルの2曲にプラス、ブルース&テリーの「Don’t Run Away」やロネッツの「Do I Love You」、トレードウィンズの「New York’s A Lonely Town」そしてビーチ・ボーイズの「Darlin’」「When I Grow Up」というマニアックなカバーを披露してくれた。仕様はステレオ、モノ、アカペラ、そしてカラオケという4段仕様。
そして満を持してリリースされたのがセカンド・アルバム『Spirit Of The Pen Friend Club』。
3曲のオリジナルにロネッツの「How Does It Feel」、グレン・キャンベルというよりブライアン・ウィルソン・ワークスというべき「Guess I’m Dumb」、これまたビーチ・ボーイズのワークスの一環といっても過言ではないアネットの「The Monkey’s Uncle」、ビーチ・ボーイズの「Please Let Me Wonder」でまずおっと思わせる。さらにうれしいのは大好きな70年代のニール・セダカの「Love Will Keep Us Together」と、自分の好きな曲ベスト10にも入る名曲中の名曲、グレン・キャンベルの「Wichita Lineman」をカバーしてくれたこと。前者はニール・セダカ本人のヴァージョンがベースだが、アップテンポでコーラスが多く入り、ギターソロもプラス、ジミー・ウェッブ作の後者も間奏に泣きのギターソロが入り、この2曲はより大きくアレンジが施されていた。
しかし本作のハイライトはダントツで「Dusty」。ボブ・クリューがプロデュースしたラグドールスという女性グループの曲で、曲は彼とサンディ・リンツァー&ダニー・ランデルで、まさにフォー・シーズンズ!ブリッジのタメとか、もうフォー・シーズンズ・サウンドにうっとりだ。奇しくも映画『ジャージーボーイズ』の人気で、初めて日本でブレイクの兆し。まさに旬の素晴らしいカバーだった。オリジナルでは「Tell Me」と「When The Night Goes Down In The City」が気に入っているが、よりメロディアスな前者がベストかな。アルバム全体の仕様はステレオ&モノで、ロネッツの数あるナンバーの中でも大好きな「How Does It Feel」は、フィル・スペクターではドラムが止まったあとのコーラスがステレオの方が歌詞がかなり聞こえにくいミックスだったが、Pen Friend Clubもやや聴きにくくしていたように思えるがどうだろうか。最後に、サード・アルバムではビーチ・ボーイズ関係のカバーは、是非山下達郎がカバーしていない曲でお願いします(笑)
佐野邦彦(VANDA編集人)
1曲目から愛おしくてたまらない音が飛び込んでくる、音楽愛と多幸感に溢れたアルバムだ。グロッケンとタンバリンを中心としたパーカッション類、そのリヴァーブ感がもたらすノスタルジックにしてきらびやかな音像による統一感が素晴らしい。スペクター、ビーチ・ボーイズ、アンダース&ポンシアなど、これまでカヴァー曲のセレクトが話題となっていた彼ら、実はオリジナル曲がそういった名曲と肩を並べるクオリティだったということが、このアルバムではっきりと証明できたのではないだろうか? カヴァー曲はよりヴァラエティに富んでいるが、実は全曲大なり小なりビーチ・ボーイズと関連のある(人の)曲だ、ということに気付いて、ニヤリ。
竹内 修 (wilsonic、音楽プロデューサー)
待望の!!と言うよりむしろ、様々なタイプのポップス狂たちに絶賛を持って迎えられた1stアルバムの、興奮さめやらぬなか放たれた本作。2015年を生きるガレージバンドとしての躍動感と、一方で絶対に破綻しない端正なサウンド・マナーを、唯一無二の均衡を保ったままレコーディングされた、圧・倒・的・傑・作です。
号泣必至のボブ・クリューの名曲、 グレン・キャンベルの2曲(ブライアン・ウィルソン、ジミー・ウェッブ作)、10ccがバッキングを務めていた時期のニール・セダカの曲を、ビーチ・ボーイズ関連コンビが、A&Mからリリースしたナンバー(言い方まわりくどくてすみません、、)、そしてロネッツやビーチ・ボーイズの中でもマニアも唸ること必至のあの曲、などなど、今回もぎっしりと、ファンを狂喜させるカヴァー曲や仕掛けが詰まっているけど、 それらについていちいち語るのはもう、あえて不毛と言いたいかも。なぜなら、そんなとっておきの名曲達に、真っ向勝負で挑んだカヴァー曲の瑞々しさ、完成度の高さを前にすると、もうね、云十年ずーーーっと心酔してきた原曲の方、もういらないんじゃないか?って、不覚にも脳内で爆弾発言出てしまったくらいだから。
そして、それに留まらず、本作に3曲収録されたオリジナル曲は、そんな極上なカヴァー曲群以上に素晴らしくて。特に、1stの評判をよそに、ペンクラは今、まさにここから始まる、という宣言のごとく冒頭を飾る「Tell Me (Do You Really Love Me?)」。シルキーなやわらかさと、エッジの効いたガレージ感、正確に的を射抜くニュアンス表現を併せ持つヴォーカル、向井はるかにより、音符ひとつひとつに祈りをに込めたかのように、荘厳なサウンドに丁寧に歌が縫い込まれていき完成した、奇跡のタペストリーたるエヴァーグリーン間違いなしな逸品。骨格となるビートは60年代西海岸ポップスの王道中の王道ながら、その系譜と言える’80年代初頭のアイドル黄金期の名曲、「風立ちぬ」までも想起させる。余談ながら、タイトルもストーンズの1stアルバム(フィル・スペクターも参加、スペクターに影響を受けまくっていたアンドリュー・オールダム・プロデュース)に収録された、明らかに同じモチーフを土台にした、ジャガー/リチャード最初の名曲に近しいかと、、、まで思わされるのは、一ファンの思い入れが強過ぎるだけかもしれないけど。
バンドでのライヴ活動を続けつつ、こんなに圧倒的な作品を、プロデュース、ミキシングエンジニア、コーラス、ギター(絶品!)、デザイン等々、八面六臂の活躍で、制作に時間をかけ過ぎず、一気に作りきってしまうリーダーの平やん、この後もアルバム数枚分のアイデア、構想があるんだって。これってまさに、1963年~65年頃のブライアンを思わせる才能と情熱の塊、 いや、も、もしかしてそれ以上?!
TOMMY(VIVIAN BOYS)
不肖ワタクシが今いちばんお気に入りのバンド、ペンフレンド・クラブ待望の2ndアルバム、 わくわくしながら聴かせていただきました。 凄いです!サウンドのクオリティ、コーラス・ワーク、音壁のミックス具合、どれも確実にヴァージョン・アップしております。試聴用音源をいただいてから約2週間、毎日ヘヴィロテで聴き続けているけど飽きるどころか、 ますますペンフレンド・クラブの音世界に惹き込まれてしまう。おそらく10年後に聴いても新鮮な輝きを放ち続けていることでしょう。それにしても「How Does It Feel」のカヴァー最高! 同じ音壁制作者としては「やられた!」ってっ感じで、ちょっと複雑な心境ですが…(笑)
中村俊夫(音楽制作者・音楽著述家)
夢でも 逢いたい 素敵な メロディ 僕の心を 開いてくれた ハーモニー
森 陽馬(ペット・サウンズ・レコード)
グレン・キャンベルが唄った永遠のティーンエイジ・シンフォニー「Guess I’m Dumb」やキャプテン&テニールを始めとするカヴァー・センスの良さは相変わらずなうえ、甘く切なくキラキラと輝いている3曲のオリジナルには心がとろけそう。全体を貫く芳醇なメロディとキュートなヴォーカル、細部にまでこだわった本格的でマニアックなサウンドは、偉大なる先達への溢れんばかりの“愛”が込められているだけでなく、この時代においても “音楽の魔法”が永遠のものだと気づかせてくれる。ポップ・ミュージックに魅せられたぼくたちにとって、この『スピリット・オブ・ザ・ペンフレンドクラブ』はまさにシャングリラ(理想郷)なのだ。
山田順一(ライター、エディター&リサーチャー)
ますます素敵じゃないか!
2枚目のジンクスとかいう言葉があるかは知らないが、そんなことはどうでもいいのです。
この2nd、周囲の期待を軽く超えちゃいました。
今作はオリジナル曲”Tell Me (Do You Really Love Me)”で幕開け。
まさに「Spirit Of Pen Friend Club」、このアルバムへの自信と情熱が伝わってきます。
オリジナル3曲+カバー7曲の全10曲、真夏っぽいけど真冬も合います。青空の陽射しっぽいけど月明かりの星空も合います。海の青っぽいけど山の緑も似合います。
ヘッドホンでじっくりも良し、生活のBGMにも良し、ドライブも気持ちいい…どんなシチュエーションにもスーッと溶け込んでしまうのは、極上ポップスの証。
歌声、メロディー、サウンドが一体となった魔法 of sound、難しいこととかルーツ云々とかはとりあえず置いといて、まずは気軽に聴いてみて!音楽の深みにはまる素敵な出会いが待ってますよ。僕が保証します。
森ヒロユキ(PowerPopRevival/BOTB)