暑い日が続きますね~!こんな暑い日には唐辛子のきいたタイ料理でも食べてさらに汗をかいて、プーケットビール(さいきんお気に入り)でもガブ飲みするにかぎりますね!高円寺にはタイ料理屋やインド料理屋が多いのですよ。

さて、田中康夫負けましたね~。長野県知事選挙の話です。ゴーグルエースが長野在住時代に田中康夫トリビュート「ヤッシー・ア・ゴー・ゴー!」というのを企画したこともあって、非常に身近に感じています。最近の田中康夫の仕事っぷりの全部が全部良かったわけではないので、今回の結果はある程度仕方が無かったのかなとは思いますが、やっぱりちょっと残念です。90年代の最悪だった吉村(ミズスマシ発言などで有名)県政の再現だけは勘弁してもらいたいものです。あのころはオリンピックにかこつけて無茶苦茶な政治してたからなぁ。長野を去ってもう5年ほど経ちますが、自分にとってはやっぱり大事な地域なので気になるものです。今回の選挙の投票率が下がったのも気になるところです。

田中康夫トリビュート「ヤッシー・ア・ゴー・ゴー!」について少し書きます。これはゴーグルエースが企画したコンピレーションCDなんですが、当時もちろん田中康夫知事に対しての期待と応援の意味をこめて作ったCDです。ただ正直なところ、それ以上のコンセプトがあったんですよね。それは一言で言うと「アーティストによるリアリティある政治的メッセージin日本」っていうところです。日本って、残念ながら「一般的な若者」と「政治」って距離があるじゃないですか。例えばヨーロッパ各国だと、だいたい呑むと政治の話とかになって、やたらと盛り上がるんですね。語弊を恐れずに言えば、バンドマンのライヴの打ち上げとか、呑んだくれが集まるバーとかクラブでさえもです。アメリカとかだと、例えば何年か前にどこかの州でプロレスラーが州知事に当選した時、そのプロレスラー知事を応援している若者達の集団がプラカードを掲げて「俺たちの知事はアメリカで一番強いぜ~!」とか叫んでるわけです(笑)。アホな光景ですけど、とりあえず身近ですよね。ポップというか明るいというかお祭りというか。でも日本の場合で考えてみると、政治に対してミュージシャンがメッセージを出すと、一気に香ばしくなっちゃいますよね。せいぜいパンクスがリアルでないアンチを唄うくらいで。あとはハスに構えたエセアーティストが何もせず「監視している」と言うだけで、行動もせずに自己満足しちゃってるパターン(せいぜいクラブとかでそれらしいメッセージを言う程度。まったく影響力ナシ。)が多いです。大体において、政治的な部分にアンチを唱えるのは簡単なんです。カッコがつくから。逆に賛成するのは難しい。責任が伴うから。田中康夫の長野県政が良かったか悪かったかは、人によって評価が違ってくるのでなんとも言えませんが、特定の政治家に対してのリアルなトリビュートアルバムというのは「ヤッシー・ア・ゴー・ゴー!」以外、今のところ後にも先にもありません。そういう意味で、行為としても作品としても非常に意味のあるCDだったと思います。表現者とは、社会との関わりにおいて意味を見出さないと、まさに意味が無い(ただのマスターベーション)ので、ニヒリズムを気取りすぎず、少しでも意味のある行為や作品を作っていくべきでしょうね。今日はちょっと暑い→熱い文章を書いてしまいましたが(しかもこれはゴーグルエースblogに書くべきだったかな)、愛すべき長野への想いと憂いをこめて書かせてもらいました。

byカマチガク